歯周病とは、歯の表面に付着した歯垢(プラーク)の中に潜む歯周病菌が、歯と歯肉の間に入り込み、歯ぐきや歯を支えている骨の炎症を起こす感染症です。歯肉炎や歯周炎も歯周病の一種です。
プラーク
歯と歯肉の間にたまる乳白色で粘性のある細菌のかたまりです。 歯垢1mg中に1~2億ほどの細菌がいると言われており、糖分を栄養として増殖します。
歯石
歯に長時間付着した歯垢が、唾液中のカルシウムと混ざって石灰化したものです。 栄養を含み、表面に凹凸がある為、細菌や歯垢が更にたまりやすくなります。
歯周病チェック
以下のいずれかに当てはまる場合は、歯周病の可能性があります。すみやかに受診してください。
- 歯肉から血が出る
- 歯肉が腫れている
- 歯がぐらつく
- 食べ物をしっかり噛めない
- 食べ物が歯にしみる
- 歯肉の色がくすんでいる
- 口臭が強い
- 歯ぐきが下がって歯が長くなっているように見える
- 歯並びが悪くなった
- 歯が浮いている感じがする
歯周病の3つの特徴
1歯槽骨が溶ける
歯周病の症状が進行すると、歯を支えている歯槽骨が溶けてしまいます。歯槽骨は一度溶けてしまうと元に戻ることはなく、やがて歯が抜けてしまいます。歯周病を放っておくと歯が抜けるといわれるのはこうした理由からです。
2早期発見が難しい
歯周病は、痛みがないことがほとんどです。そのため、早期発見が難しく、自覚症状が現れて歯科医院を受診した時にはすでに症状が進んでいる場合が多いのです。
3患者数が多い
歯周病は日本の成人の8割がかかっているといわれており、その数はなんと3700万人以上です(平成17年歯科疾患実態調査と平成19年3月総務省統計局人口推計月報から推定値を計算)。もはや国民病の一つです。さらに、軽度歯周病の人を加えると、15歳以上の7割以上が発症しており、患者数は8,000万人以上にもなるといわれています。
歯周病の症状と進行の様子
歯周病で溶けてしまった歯槽骨は「元に戻らない」
歯周病の症状が進行すると、歯を支えている「歯槽骨」が溶けてしまいます。
歯槽骨が溶けてしまうと
・歯槽骨は元には戻らない
・歯槽骨を削ってつめるなど、補修することが出来ない
・歯が抜けてしまう
よって、歯周病は放っておくと、最終的には歯を失ってしまうことになるのです。
歯周病になっても「気づかない」
歯周病は、「痛み」を伴いません。
ほとんどの方は「歯科は、歯が痛くなったら行くところ」という概念を持っているため、この段階で歯科には行きません。自覚症状が現れた時には、すでに症状が進んでいる場合が多く、早期発見が非常に難しい病気なのです。
武蔵小山歯医者の基本情報
医院名 | 武蔵小山歯医者 |
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TEL | 03-5702-4180 |
住所 | 〒142-0062 東京都品川区小山4-14-23 豊田ビル102 |
最寄り駅 |
武蔵小山駅 徒歩2分 |
診療科目 | 一般歯科・インプラント・矯正歯科・審美治療・予防的処置・歯科口腔外科・小児歯科・妊婦歯科・歯科検診 |